大阪は去年よりも9日早い開花だそうで・・・。自分でも分かってたことですが、パイロット子の桜はまだまだ開花には程遠く・・・。
具体的にはほとんど進んでませんが、レイアウトはやや固めました。・・・まあ先週末の作業ですが。
自分の中ではこういった場面というのはあるんですが、その場面の1部分をどういう感じで切り取るか考えます。
今回ベースが小さいですし、簡単な文章も添える気はないので、第三者にイメージを伝えられるかどうかという点ではかなり厳しいです。それに以前にも書きましたが、このキットはどんなベースを作っても大丈夫なようになってるんで、時間をとって考えても大した効果はないんでしょうが、ここ(妄想)が一番楽しい所でもあるのでまたたらたらと一人遊びを。
まず設定ですが、場所は学校の敷地内ということで。学校の場所など特に決めませんが(でもまあやっぱり日本国内ではあるか)、ちょうどトップをねらえの沖女のような施設をイメージしていただけたらピッタリ・・・というかまさにそれそのもののイメージですからw
やっぱり美少女にメカとくれば最終的な展開はどうであれ、序盤は学園モノでいくのが王道でしょう。
こうした設定でいくと、スネークアイのカラーリングもどういったものにするかイメージしやすいですし。
・・・という程度のところまで決めて次は主役の配置。
よくジオラマ(今回ジオラマじゃないですが)は「どの角度から見ても破綻しないように」なんて言われますが、そんなのは上級者のお話。僕みたいにただ妄想が好きなだけでジオラマみたいなもんを作ろうと思う人間は、「これ!」という絵を正面に持って来て「どう?」ってのでいいと思います。何が言いたいのか分からんものが1番いかん。
という訳で何を正面に持ってきたろうかということですが、今回のキャラクターのポーズでいえば、大体左画像の矢印の3通りぐらいが候補でしょうか。パイロット子の顔が正面、体が正面、メカの正面。もちろん全体のイメージからしてどこかキャラの中心になるものが正面をむいてなくちゃあいかんということはないのですが、分かりやすさを優先するとこういう感じじゃないかということです。
いや、今回の場合この手があるか。
パイロット子の腰のラインが正面から見えるような配置。これは原型製作者のとまそんさんが、「腰のラインはこだわった。」と言ってはったことを受けてです。キットの売りが何か判断するのも大切な要素。ジオラマじゃあないですが、ザクマインレイヤーをこさえた人は、必ず後ろ姿を正面にもって来るでしょう。
まあこういうことを考えながらベースの上で色んな角度の置き方を試します。あわせて桜の位置も。そうして最終的に落ち着いた構図がこちら。
イメージは紫矢印に沿って桜並木が。→平行してメカが歩く(赤矢印)。→あんまり桜が見事なもんで歩行を停止し、ハッチを開け1本の桜の木を見上げる(黄色矢印)。→はらはらと舞い落ちる花びらの1枚を追って手を差し出すが、風に流され体を右にひねった位置でキャッチ(緑矢印)。
こんな感じでしょうか。それ程無理やり感もなく、ベースと上モノの位置関係やキャラクターのポーズの意味まで説明できるのではないかと。
こういう考え方が最終的にどれほどの効果を生み出すものか分かりませんが、少なくとも自分の中では「これはこうなんだ!」という芯のようなものができますんで、そういう自信のようなものは、自然に作品にも影響を及ぼすのではと考えます。
まあ全くの独りよがりで終わってしまうのかもしれませんが、少なくともこういうことを考えてる間はめちゃくちゃ楽しいんで、それだけでも考える価値はあると思いますよ。
桜も開花してしまった事ですし、コイツの締切は夏のワンフェスに先送りで。ちいと夏再販予定のダグラムが気がかりです。まず原型の手直し、型取りを終えてから再開しようかと。なんせ花びらの枚数がまだ全然足らんのでしばらく動きも止まりますし・・・。