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 すべては消化できなかったものの、上司のご厚意によりかなりいただいた有給休暇も今日で終わり、いよいよ明日から通常の生活に戻ります。通常といっても環境は大きく変わりますので、しばらくは気疲れしてへとへとになってしまうでしょうが、もう一方の仕事も休むわけにはいきません。


 今夏のワンフェスで自分は新作を出しませんが、主な理由としては宴会ダグラムを“商品として”より完成度の高いものにするという任務を請け負ったこと。

 “作品として”はすでにかなりのものに仕上がっているとは思うんですが(身内褒めで恐縮ですが・・・)、いかんせん〆切に追われた故のパーツ内外の表面の荒さや、片手故のディティール、モールドの甘さがかなりあります。ワンフェス慣れしている方にとってはアマチュアガレキの何たるかという認識の範疇だとおもうんですが、たかだかその辺りの点を取り上げられて原型の評価が伸びないということがもしあるとするなら、メンバーとして、宴会造形のファンとして面白くないんで、リニューアルを請け負いました。


 本来、自分の原型も直したい部分はかなりあるんですが(っていうかドッグキャリアーとトーラムはすでに直しました。DTはそのままになってしまいそうですが。)、ダグラムは作品の主役機でもありますし、いかれ漫房というサークルを引っ張ってもらわなければなりませんので。


 前置きが長くなりましたが、そのくらい気合を入れてこの作業に取り組みます。


 まず一番手間のかかりそうな顔パーツから始め、一ヶ月がかりでようやく出来ました。首から下はそう手間がかからないと思いますが、一ヶ月はちとかかりすぎましたか・・・。

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 人の原型をさわるといっても、“料理する”のではなくて“コピーする”作業になりますんで、これにはことのほか苦労してます。宴会はどのパーツもほぼパテからの削り出しなんで、パーツを採寸してプラ板を張り合わせても同じものができないんですよね・・・。

 僕らはアニメの劇中や手書きの設定画にシビれてそれを立体化しようとがんばってるんで、完全にリアル路線というよりは、フィギュアに近い完成品を目指しています。・・・けど速水氏や山口式まで思い切ったフィギュアメカよりは少しはリアルを残したいという微妙な心理で盛り削りを繰り返す為、最終的にはっきりとせんラインになってしまって・・・。

 まずプラ板で大まかに形を作って、全般に薄くパテを盛って形出しをしました。頬の内側のディティール、コクピットの形状、シートは今回新しく加えたものです。

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 頭頂部のカメラ内のディティールですが、設定ではカメラとなっているので、宴会に「丸モールド1つ入れりゃいいんじゃない?」と言ったところ、「劇中にセンサーとして使用している描写があったんで、レンズっぽいものだけじゃおかしい。」と反論されてそのまま。僕原型のDTのレンズ周りと同じように、透明プラ板などをはめ込む溝を設置しました。

 多目的発射筒は、抜きの関係でほぼ穴が埋まった形になっています。3ミリのバイスで穴を開けてもらえばOKです。

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 上部ハッチの内側に中から開閉するための持ち手をつける為の台をつけました。

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 この風防の取り付け(組み立て)、可動の工作は結構シビアです。・・・が、これを手にする方達はよほどの剛の者達、きっと大丈夫でしょう。

 
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 風防ですが、新規パーツでは、このままの状態(枠だけ)での抜きになります。本来なら強度や作業効率から、ガラスパーツが入った状態の原型を抜き、製作時にガラス部分をくり抜いて透明パーツに差し替えていただくのが一般的だとは思うんですが、去年、ワンフェス1日前に「風防に透明プラ板入れて。」と言われて、その作業にえらくかかりまして。ガラスパーツを接着するスペースがなかったんですよね。今回それをつけました。

 ただ、強度不足の影響で、組み立て時に歪みを直す作業が難しいです。誰かに手伝ってもらって2人で作業すれば大丈夫ですが。まず1人にドライヤーで温風をあててもらいつつ、顔パーツに風防の枠をピンセットなどで密着させ、ベストポイントで冷風に切り替えてもらいその形状を維持するという・・・(苦笑)。これさえクリアーすれば、その後の作業は楽なもん、もとい少しましになると思いますので、これがベストではありませんが、ベターなのかな、と思います。

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 上部ハッチは閉じた状態は溝にはめ込んだまま、開けた状態は可動箇所の付け根を溝に差し込むだけというシンプルなつくりです。真鍮線入れるんじゃい!という方がいらっしゃったら、頑張れば可能だと思いますw

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 ここまできたらクリンもいじります。左がタカラのキット付属のクリン。自作クリンはまあまあだと思ってましたが、初めてこの大きさで見るとやはりあきませんね。おじさん、肉眼だと顔よく見えないんですよね。確か宴会が額につけるルーペもってたな・・・。今度借りにいきょっと。あとめちゃくちゃ短足なのは、この長さでないとコクピットに座れないもんで・・・。男前で膝下がないより、短足でも靴をはいていたほうがいいだろうと。

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 クリンの鼻と頬、あごをシャープにしたおかげで大分精悍な感じになったような気がします。上部ハッチ閉めて前から見てみよっと。

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 んっ!?風防が閉まらん!!

 くそう、ちょいと男前な髪型にしすぎたか・・・!?いや、上部ハッチの内側に作った持ち手を作るための土台が干渉しているようです・・・。あ~あ、シリコン型作っちゃってからいろいろでてくるなあ。


 顔はかなり時間がかかりましたが、首から下は主に表面処理の連続でいけるんじゃあないかと思いますが、このキット、パーツ総数がべらぼうに多いので、その数を縮小できる部分があればパーツ構成を少し変えていくつもりです。


 ああ、明日初出社だ。今夜は早く寝よっと。
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 1週間以上更新しないと気になって仕方ないブログですが、1ヶ月以上更新しないと何だかどうでもよくなってくるものでしてw、またしても長らく放置してしまいました。



 去年末から、少しでも給料を多くいただけける職場を求めて就職活動をしておりまして、働く一方での就活ということで、公私共にバタバタしていましたこともあり、製作の方はまあそれなりといったところです。


 質・量共にそこそこ持ち合せている国家資格(高給であったり社会的地位の高いものではありませんが)によってこのご時勢にまんまと内定をいただきまして、4/1より新しい職場に勤める事になりましたが、これまでよりもぐっと趣味にとれる時間は減りそうです。まあ、一児の父となった身であればこれもいたし方のない事ですし、何よりも周りの皆さんも無い時間を作って製作に励まれているという事実がよりいっそうやる気を引き出させてくれますので、ワンフェス等の活動自体にはそう支障は出ませんかと。


 現在はこの夏復活するワンフェスの準備を進めております。自分の原型担当は再販のみですので、過去に製作した原型を修復または改修しつつ型取りをして、出きるだけ早めに必要個数を準備しておくつもりです。


 それ以外の作業としては、宴会原型のダグラムを表面処理や甘いディティールを復活させるなどの手伝いをしています。



 新しい職場はどうなのか?、冬の新作は間に合うのか?、といった不安や緊張の中にありますが、どちらも今まで自分がやってきた事をそのままやれば大丈夫だろうという楽観的な見積もりをたてています。まずは夏に向かって頑張るぞー!
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